Style is Still Living

広尾にある設計・施工会社、スタイル イズ スティルリビングのブログです。 デザインやインテリアに関わること、リフォームや施工、またその他日々にまつわることも混ぜながら書いています。

現場日記

南青山プロジェクト ② 床暖房の敷設

PEF補正-23

南青山プロジェクト。今回は、床暖房工事について書いていきたいと思います。

マンションのリノベーションで使われる床暖房は大きくは「ガス式」「電気式」の二つに分けられます。既存システムがガス式を使っている場合は「ガス式」を、今まで床暖房を敷設していないお部屋の場合は「電気式」をお奨めしています。

ガス式はランニングコストが低いと言われいましたが、電気式もPTCヒーターの登場でさほど変わらなくなっています。また、ガス式は給湯器の寿命が15年程度と短く、給湯器の価格が30万円弱と高額なため(床暖房に接続出来る熱源機付給湯器)、ライフタイムコストで見ると電気式に軍配があがります。

ただ、電気式は立ち上がりが遅いのが難点です。暖かさを体感できるまで30分程度かかります。その点はタイマー機能でカバーするようにします。



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この写真は、キッチンの解体後の写真です。このマンションはキッチン、トイレなどの水廻りのスラブがLDや個室などより下がっていて、そこに設備配管が敷設出来るようになっています。



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床下地を作る前に、今回製作するキッチン位置に新しい配管を敷設します。古い鋼管の給水管、銅管の給湯管はこの後撤去しました。給水・給湯管は現在の標準仕様である架橋ポリエチレン管を使っています。



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まず熱が下に逃げないように断熱材を敷き込み、その上に、二重床を組んでいきます。



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使用している二重床は万協フロアーの製品を使用しています。



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万協フロアーの上に、大理石の下地となる合板を貼り、床暖房フィルムの下地シートを並べた所です。




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リビング、ダイニング、キッチンと全てに床暖房フィルムを敷設し終わりました。
電気式床暖房は、電気屋さんと大工さんだけで施工出来ます。
今回使用した床暖房は、アルシステムのプリマヴェーラという製品です。




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リビング、ダイニングにはIOCフローリングのオークの4mm厚挽板を使用したホワイト染色された物を採用しています。
キッチンは、アドヴァンの大理石「オデッサグレー」を使っています。


次回は、浴室について書いていきたいと思います。











 

南青山プロジェクト① 現地調査と解体

PEF補正-20

6月27日より10月末まで4ヶ月にわたる工事を行い、生まれ変わったヴィンテージマンション。
これから、数回にわけてその模様を掲載したいと思います。
このプロジェクトは、カガミ建築計画とのコラボレーションで、各務謙司さんデザイン、スタイル イズ  スティル リビング施工で進められました。日頃、デザインと施工をトータルに行うスタイル イズ スティル リビングですが、以前よりリスペクトしていた各務さんからの依頼に、全面的に協力させて頂くことになりました。



beforeキッチン側2

お話を頂いたのが4月の中旬、現地を拝見したのが5月の中旬でした。工事開始まで1ヶ月半ほどしか無く、図面が出来上がる前に着工というスケジュールとなりました。
写真は、解体前のダイニングからキッチンを臨む写真です。



beforeダイニングから

築30年のヴィンテージマンションですが、14年ほど前に大規模なリフォームをしています。当時のオーナーもこのお部屋を別荘のように使っていたようで、使用感の無い綺麗なお部屋でした。




beforeキッチン2

キッチンもご覧の通りに、新品同様でしたが、クローズドのキッチンには閉鎖感がありました。
オーナー様と各務さんよりオープンなキッチンにされたい旨、ご要望がありました。



解体時リビングから

今回のリノベーションは、フルスケルトンではないものの、設備配管・配線含めほとんど解体・撤去しました。既存で流用したものはエアコン、一部の天井、移動しない間仕切りです。
リフォームでは良くあることなのですが、フローリングも既存フローリングの上に貼ることにしたため、半分程度は残すことにしました。





解体時玄関土間
写真は、玄関の大理石を剥がしているところです。150平米と大型の物件なのですが、玄関が少し狭く感じました。各務さんのデザインでこの玄関は、ウォークスルーのシューズインクロゼットを持った空間に生まれ変わります。

次回は、床暖房について書いていきたいと思います。






 

再び築42年のマンション

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築42年のマンション再生プロジェクト。現場は着々と進行しています。

今回は表層のデザインはもちろんの事。給排水管・ガス管の更新などインフラを最新のマンションと同等にするという事が一番の課題です。
前回お伝えしたとおり、給湯器は以前の室内からバルコニーに設置場所を変更します。そのため、下げた天井裏に設備配管を配管しています。また、バルコニーへの取り出し部分は、管理組合の許可を得てコア抜きをしています。

レントゲン1
躯体に孔を開けるわけですので、鉄筋を切らないよう注意しなければなりません。
非破壊検査(レントゲン)にて鉄筋位置を特定し、コア抜きをしました。
写真は移動式のレントゲンです。

レントゲン
写したレントゲン写真は、すぐ現像し確認出来ます。




bonユニット
お風呂だった場所では、ユニットバスの組立が始まりました。天井にガス管、リモコン線、換気扇のダクトが見えていますね。
オレンジの2本が追い焚き配管、左の壁に立ち上がっているのが、給水管と給湯管です。

このように、古いマンションでは一番気になるインフラ部分を最新のものに更新することで、これからも安心してお使い頂けます。

 
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