Style is Still Living

広尾にあるリノベーション会社、スタイル イズ スティルリビングのブログです。 デザインやインテリアに関わること、施工事例、またその他日々にまつわることもおり混ぜながら書いています。

渋谷区広尾にあるリノベーション会社  スタイル イズ スティル リビング
美しく心地よく暮らすために、デザインや素材にこだわりお客様の想いを形にしてゆきます
高級マンションリフォーム・リノベーションを得意とし、ヒアリングからアフターフォローまで一貫して同一デザイナーが担当します

東京都渋谷区広尾2-10-15
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現場日誌

I邸 中古マンションリフォーム 木の優しい色合いを楽しむ①

台東区I邸の工事の記事を何回かに分けて掲載したいと思います。
I様はご入居前に全面リフォームをご希望でいらっしゃいました。

【Before図面】
伊東邸before
現状では、玄関入ってすぐにシューズ収納があり、玄関が窮屈な感じがします。
また、洗面室に洗濯機が置いてあり、脱衣スペースが狭いことや、クローズドのキッチンで暗く閉鎖された感じがすることなどが気になります。収納スペースもあまりありません。



【After図面】
 
 伊東邸after
プランでは、玄関を広げました。また、洗面室の洗濯機スペースを洗面室の外に出し脱衣スペースを広げます。キッチンはリビング側を向いたオープンキッチンにし、リビングダイニングと洋室の壁は取り払います。また、収納問題を解決するべく大型のウォークインクロゼットを設けます。



【洗面】
Before図面
脱衣所に洗濯機があるため、脱衣スペースが狭く、洗面台も小さいサイズでした。
洗面before2



Plan図面
洗濯機スペースを洗面室の外に設けます。こうすることで、脱衣スペースが広くなり、洗面台も少し大きめのものを入れることができます。トイレは既存位置よりずらします。
洗面after2



【キッチン】

Before図面
クローズドで奥まった暗いキッチンでした。玄関も小さくドアを開けた際に圧迫感があります。
キッチンBfore2

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Plan図面
クロースドだったキッチンの壁を取り払い、90度向きを変えます。開放的になったキッチンでは、バルコニーの窓に向かって、気持ち良く調理することができます。
また、玄関側についていた壁は一度壊し、以前冷蔵庫を置くスペースだった部分を玄関側に取り込みます。そうすることで、玄関にゆとりのあるスペースを確保することができます。
キッチンAfter2




【リビングダイニング】
Before図面
別々の部屋だったリビングダイニングと洋室の間には壁があり、それぞれがやや暗く細長い空間でした。
LDK Befre2

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Plan図面
リビングダイニングと洋室1の間にあった壁を取り払い、繋がった空間にします。
壁で遮られていた光が奥まで入り、風も通り抜けるようになります。

また、洋室2と洋室1との間の壁は窓側へ移動させ、ウォークインクロゼットを設けます。大容量ですので、収納問題を解決できる大切なスペースです。
LDK After2




なお、今回は壁面収納のようなメインとなる家具や、限られたスペースに綺麗に納める家具は造作家具で作ります。
キッチンや洗面台、シューズクロゼットなどは既製品を採用します。うまく造作家具と既製品と合わせることでご予算を調整することもできますし、組み合わせ次第で十分素敵な空間となります。

次回は、解体作業の様子をお伝えします。



 

渋谷区S邸 新築マンションのリノベーション③

天井やニッチの造作、造作家具の設置が終わりましたので、既製品の家具や小物のインテリアコーディネートをしていきます。

全体のイメージはお手持ちのカッシーナの黒い革張りマラルンガソファをメインに、都会のスタイリッュモダンなイメージでコーディネートしていきました。

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こちらはすでに設置済みの造作家具ですが、黒塗装でクロムメッキの四角い取手をアクセントにしています。 また、壁面にはシルバーフレームのミラーをかけました。ミラーは壁面のアクセントと、お部屋を広く見せる効果があります。家具の上の装飾は、季節ごとにアレンジを変えていく予定です。


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カウンター前の造作家具も黒塗装に同じ取手をつけ、統一感をだしています。


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カーテンはマナトレーディングさんにて、シルバーグレーの光沢のあるドレープと、メタル調のストライプの入ったレースをお選びしました。カーテンをまとめるタッセルは、全体的に硬い印象になりすぎないよう、細身で優しい感じのものをお選びしました。 


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ダイニングテーブルとチェアはTime&Styleのもの、照明はヤマギワの照明が入っています。




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ヤマギワのBAUMNという照明は光源が直接見えず、柔らかくエレガントな雰囲気をもった照明です。照明をつけた時と、消した時の印象が違うのもお楽しみいただけます。お部屋の雰囲気やトーンによく似合う照明です。(*画像はヤマギワオンラインストアより)





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クッションや壁面装飾のフレーム類にはメタリックなものをお選びし、黒いソファや家具を引き立てるアクセントになっています。


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玄関ニッチには、クリスマス直前でしたので、松ぼっくりや華やかな装飾品を飾りました。


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リノベーションだけではなく、インテリアコーディネートも含めてご依頼いただき、完成したお部屋を大変喜んでいただくことができました。




 

築42年のマンション 完成しました

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何度かブログでお伝えしていた、築42年のマンション再生プロジェクト。完成しました。
無事お引き渡しも済み、入居者も決まり、お引っ越しされたとの事。

築42年のマンションで、オリジナル間取り、ほとんど大きなリフォームも経ていないお部屋でした。
そのお部屋を、「ローコストでインフラ含め最新の仕様に変更する」「ローコストでもスタイルイズスティルリビングらしい仕事にする」が与えられた命題でした。

beforeキッチン
これが解体初日の写真です。
キッチンの横に給湯器があり、以前はこの前に冷蔵庫を置いていて、壁との間に隙間が生じていました。

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改装後のキッチンです。
シンプルですっきりと仕上がっています。キッチン左横の収納は、電子レンジ、炊飯器などが収納出来るよう造作しています。

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玄関からの様子です。
以前はお風呂の中に洗面があり、脱衣も玄関から見える洗濯機の前でするというものでした。
今回の改装で、洗濯機を廊下横に独立した収納を設け、その中に設置。洗面とトイレを一室でバスルームの隣に配置することで、ミニマムなスペースながら独立した空間を設けることが出来ました。

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改装前の和室からリビングを見た写真です。
この部屋は下の写真のように寝室になります。

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ほぼ同じアングルから撮っているのですが、同じ部屋とは思えませんね。
部屋の左側に大きなクロゼットスペースを設けています。またちょっとした小物などを飾ることの出来るニッチも設けています。

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このように大容量のクロゼットで、右奥にはスノーボードやスキーなど長尺物も収納出来るスペースを作っています。

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ダイニングとリビングはこのように仕切ることも出来るので、ゲストをリビングに泊めることも可能です。

スタイル イズ スティル リビングとしては短い1カ月工期で、ほぼスケルトンに近い解体をして完成までこぎ着けました。
オーナーさんが子供、学生時代を過ごしたお部屋を、賃貸物件へと再生し、あらたな命を吹き込みました。



 

渋谷区S邸 新築マンションのリノベーション①

昨年の9月に新築マンションのリノベーションと家具や小物のコーディネートのご依頼をいただきました。少し前の物件となりますが、ご紹介いたします。

お客様は、新居にお住まいになるにあたり、収納スペースが少ない部分や、使い勝手がよくない部分の改善をご希望でいらっしゃいました。また、お部屋全体をトータルにコーディネートするため、窓周りや家具、小物類もご依頼いただきました。 新築ですが、住みやすいように、お部屋をカスタマイズしていきます。
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既存では、寝室のウォークインクロゼット、キッチンパントリー、リビングダイニングの作り付け収納、洋室2の収納はありますが、食器やその他小物類、テレビボードなど、追加の収納が必要でした。

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お話を伺ってから、図面と共にご希望をお伺いしておりましたが、内覧会の際に同行させていただき、実際に現地を拝見しました。現地で再度お客様のご希望を伺いながら、必要な部分を採寸していきます。


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キッチン。手前は冷蔵庫を置くスペース、奥の扉はパントリーの入り口です。キッチン周りに食器やキッチン家電を置くスペースがありませんので、造作で製作します。


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キッチンカウンター前。カウンター下部分を利用し、グラス類のための収納を設けます。


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寝室。壁のへこんだ部分が使いづらいスペースです。ここを利用し、天井までの壁面収納を造作し、洋服の収納と、デスクスペースを設けます。


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洗面。洗濯機の上部分を利用し、タオル類や、洗剤を入れる収納を設けます。



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玄関。玄関に入った際にアイポイントとなるよう、照明付きのニッチを設けます。



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庭に向かった腰窓の前には、テレビボードを設けます。
リビングダイニングのお庭側がすべて窓ですので、いかにソファ、テレビ、ダイニングテーブル、お手持ちのリクライニングチェアを気持ち良くレイアウトするか、なんども検討しました。


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テレビボードの反対側には、大切な食器類を収納するチェストを製作します。


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リビング。天井は折りあげ天井にし、雰囲気のあるリビングにする予定です。

提案を重ねてレイアウトや造作家具の仕様を決め、工事に入ります。

Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに①

今週より、Y邸でのリフォーム工事がはじまりました。

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今回は、水回りや床の工事はなく、寝室のひと部屋を主寝室と子供部屋に分ける間仕切り工事、壁面漆喰・クロス張替え工事、折り上げ天井工事、空調設備の追加・更新、その他造作工事です。
お子様が大きくなり、子供部屋とスタディスペースを設けることが、今回のリノベーションの大きな目的です。子供部屋は、将来それぞれの部屋に分ける予定ですので、間仕切り壁を入れることができるような天井下地にし、エアコンの吹き出し口も2箇所設けます。



まずは、解体前日に電気の切り離し、エアコンの配管切り離し・フロンガス回収をしたのち、解体工事に入ります。
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解体前を撮影する前に、あっという間に間仕切り壁が取り払われました。
緑の壁部分が元の寝室です。今回の工事で、この壁をもう少し手前に出し、
子供部屋と主寝室に分けます。また、正面の洗面ドアからリビングに向かって廊下とし、そこにご家族で使えるスタディスペースを設けます。

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天井のボードをはがし、縦横にまっすぐ伸びている軽量天井を取り除きます。

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すると、使われなくなって、天井裏にそのまま残っていたエアコンのダクトや、つい最近まで使われていた既存ダクトが見えてきました。これらはすべて撤去し、今回のエアコン増設・更のために、新たにダクトを設置します。

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すこし見えづらいですが、ダクトはすべて取り払われました。
残っているのは、上階の配管と浴室へ向かう給湯器からの配管です。


解体が終わった翌日から、大工さん、空調屋さんが入ります。
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写真奥は洗面です。ここは元々開き戸でしたが、スタディスペースのデスクに干渉してしまうので、引き戸にします。戸が壁に引き込まれる分、壁をふかす下地ができてきています。


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こちらの写真は、空調屋さんが指定の場所にエアコンを釣り上げているところです。
元々エアコンは業務用エアコンが1台あり、各部屋に吹き出し口を設けて使用していましたが、各部屋で入切や、温度調節をしたいというご要望があったため、今回はエアコンを2台設置します。
1台はリビングダイニングに、1台は主寝室に。また、主寝室のエアコンより吹く風を、一部子供部屋へ送るために吹き出し口を設けます。


この後は、電気屋さんが、コンセントやスイッチ、その他照明等を取り付けするためにケーブルを天井裏や壁裏に這わせ、壁を通して末端の機器に接続するための「逃げ配線」という作業を行います。




Y邸の完成までの様子はこちらよりご覧下さい
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに②
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに③
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに④
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑤
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑥
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑦
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑧
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑨
Y邸 ビンテージマンションリフォーム お子様の成長とともに⑩
Y邸 竣工写真撮影

Style is Still Living

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